ファン・ジュングク駐国連大使(左)が、デービッド・ナノプロス国連条約局長に、韓国のBBNJ協定批准書を寄託した=19日(現地時間)、海洋水産部
[チョン・ミソン]
韓国が、国連の「公害海洋生物多様性協定」を批准した世界21番目の批准国となった。東アジアの国としては、韓国が初めてだ。
韓国政府は20日、「公害海洋生物多様性協定(BBNJ協定)」の国内批准手続きを完了し、19日(現地時間)、国連に批准書を寄託したことを明らかにした。
BBNJ協定は、国家管轄権外区域の海洋生物多様性の保全及び持続可能な利用に関する国連海洋法条約の下での協定だ。
2023年6月に国連で採択され、9月から署名が開放された。韓国は同年10月に署名し、その後、国内での手続きを経て13日、国会で批准同意案が通過した。
協定が発効すれば、海洋保護区域の設定、環境影響評価の実施、開発途上国の力量強化など、より高いレベルでの海洋生物多様性の保護が期待される。協定は、60ヵ国が批准してから120日目に発効される予定だ。韓国の参加は、国際社会の海洋保護努力に寄与すると評価される。
韓国政府は、協定の履行のために国内法令の整備や公海上海洋ガバナンスの構築に向けた議論に積極的に参加するなど、国際社会との協力を強化していく方針だ。
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