ベトナムのブイ・タン・ソン副首相兼外相と握手を交わすチョ・テヨル外交部長官(左)=15日(現地時間)、 ベトナム・ハノイ、外交部
[パク・ヘリ]
韓国とベトナムの外相が、米政府の相互関税と関連して緊密に疎通することで合意した。
16日、外交部は、ベトナムを公式訪問中のチョ・テヨル外交部長官が、ベトナムのブイ・タン・ソン副首相兼外相と前日、ベトナム・ハノイで第2回外相対話および業務晩さん会を開き、両国の発展や北朝鮮問題など、国際情勢について話し合ったと伝えた。
両国の包括的戦略パートナー関係の発展に向けた強力な意志を再確認した。さらに、外交・安保、交易・投資、原発・高速鉄道・大規模インフラに関する戦略的協力、科学技術および領事・人的交流などの分野で協力を強化することで合意した。
チョ・テヨル長官は「韓国がベトナムの投資国のうち第1位であるだけに、経済協力におけるベストパートナーになった」と強調し、ベトナムで活躍中の韓国企業を支援するために労働、滞留許可および許認可問題などにおける協力を要請した。
ブイ・タン・ソン副首相兼外相は、「ベトナムが韓国の企業の活動や進出について重要視している」とし、「韓国企業のために持続的な協力を行っている」と答えた。
両者は、包括的戦略パートナーシップで、両国が原発や高速鉄道などの戦略的かつ未来志向的な分野における協力を強化することで合意した。
チョ・テヨル長官は外交長官の対話に先立ち、同日、ベトナムにいる韓国の同胞や企業家らと懇談会を開いた。米国の相互関税賦課措置に関連し、韓国企業への被害を最小限に抑えられるように、米国およびベトナム政府と引き続き疎通していくと述べた。
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