第29回韓国・ASEAN対話に参加し、発言する外交部のチョン・ビョンウォン次官補=16日(現地時間)、タイ・バンコク、 東南アジア諸国連合フェイスブックページ
[キム・へリン]
外交部は、15~16日、タイ・バンコクで開催された第29回韓国・東南アジア諸国連合(ASEAN)対話で、昨年「韓国・ASEAN包括的戦略パートナー関係(CSP)」樹立以降の協力案や地域および国際情勢について意見を交わした。
韓国政府の首席代表として出席したチョン・ビョンウォン次官補は、政治・安保、経済・通商、社会・文化など、様々な分野において韓国とASEANが協力を深めてきたと評価した。さらに、デジタル転換・サイバー安保、気候変化・環境、未来世代の育成などの重要協力事業を中心に、協力における実質的な強化を提案した。
参加者らは「2021~2025年 韓国・ASEAN行動計画」の履行現況を評価した。7月の外相会議で、CSPの充実した履行を牽引する「2026~2030年 韓国・ASEAN行動計画」を採択するための準備状況も検討した。
ASEAN側は、韓国のASEANを重視する外交基調に対して謝意を表した。さらに、「ASEAN共同体ビジョン2045」に対する韓国の支持を要請した。「ASEAN共同体ビジョン2045」は、26日から開催されるASEAN首脳会議にて採択が予定されている。
チョン・ビョンウォン次官補は、今回の会議を機に、タイやマレーシアの首席代表と面談を行い、主要2国間懸案について意見を交わした。さらに、今年マレーシアで開催されるASEAN関連外相会議(7月)および首脳会議(10月)が無事に開催されるように協力することで意見が一致した。
kimhyelin211@korea.kr