政策

2025.08.07

全国市・道知事懇談会で発言するイ・ジェミョン大統領=1日、ソウル、大韓民国大統領室

全国市・道知事懇談会で発言するイ・ジェミョン大統領=1日、ソウル、大韓民国大統領室


[キム・へリン]

イ・ジェミョン大統領が5日、日本の広島原子爆弾投下80周年を迎え「故国でもない他国で、原爆被害を受けた同胞と遺族の皆様に哀悼と慰労の言葉を申し上げる」と述べた。

イ・ジェミョン大統領はフェイスブックに「苦痛の歴史に、平和に向けた約束を」という投稿をし、在日韓国人を慰めた。

イ・ジェミョン大統領は「80年前に日本に落ちた二つの原子爆弾は、多くの人々の命をあっという間に奪っていった」とし「在日韓国人も犠牲になった。被害者と遺族は今も苦しんでいる」と言及した。

さらに「2017年に原子爆弾韓国人被害者支援特別法が施行されたことで、実質的な支援基盤が設けられた。しかし、過ぎた年月を考えればまだ足りない部分が多い」とし、「韓国政府は原爆の傷跡と向き合うために継続的に努力していく」と話した。

イ・ジェミョン大統領は「毎年、韓国と日本で慰霊祭が行われている」とし、「慰霊碑を建立し、慰霊祭を主管してきた在日民団の皆様に感謝申し上げる」と伝えた。

また、「戦争による被害が繰り返されないよう、平和の価値を守っていく」と強調した。

原爆投下80周年を迎え、英国BBC放送は「原爆韓国人被害者」たちの苦痛について報じた。


BBCは5日(現地時間)、「傷つけられ、屈辱を受け、忘れられた:BBCが広島の原子爆弾被爆者たちに会う」(Disfigured、shamed and forgotten:BBC visits the Korean survivors of the Hiroshimabomb)という記事で、「広島・長崎に落ちた爆弾による惨状は過去80年間、詳細に記録されてきたが、全体の被害者の20%が韓国人だったという事実は知らされなかった」と指摘した。

▲ 일본 히로시마의 평화기념공원 내 한국인 원폭 희생자 위령비. 연합뉴스

平和記念公園内の韓国人原爆犠牲者慰霊碑=日本・広島、聯合ニュース


kimhyelin211@korea.kr