写真は、「2024アートコリアラップフェスティバル」の現場=2024年11月、ソウル、アートコリアラップインスタグラム
[キム・へリン]
アジア太平洋経済協力会議(APEC)が発足してから初めて、会員経済団体の文化長官らが一堂に会し、文化産業時代の協力策について議論を行う。
文化体育観光部は7日、今月26日から28日まで慶尚北(キョンサンブク)道・慶州(キョンジュ)市で「APEC2025文化産業ハイレベル対話」を開催すると明らかにした。
今回の会議は10月に慶州で開かれるAPEC首脳会議のテーマである「連結・革新・繁栄」を文化的に拡張するために行われる。
会議のテーマは、「文化創造産業、繁栄のための新しい地平(CCI:New Horizons for Prosperity)で、慶州ヒルトンホテルで開かれる。韓国をはじめとする21カ国の会員文化部長官とAPEC公式オブザーバー、芸術家、学界専門家など、150人余りが参加する予定だ。
会議はAPEC2025首脳会議のテーマに合わせて、連結・革新・繁栄の3つの部門に分けて行われる。
第1部では「APEC経済協力の新たな地平、文化創造産業」では、文化産業が域内経済における協力の新たな触媒として、どのような役割を果たすことができるかを診断する。
第2部では「デジタル·AI革新にともなう文化創造産業の変化」では、デジタル転換と人工知能技術が創造産業にもたらした変化と可能性について議論する。各国のAIを活用した映画の製作、コンテンツ自動化、生成型技術の活用事例を共有する。
第3部では「文化協力を通じたAPEC共同体の調和のとれた発展」では、持続可能なAPEC共同体のための文化協力と未来について話し合う。
映画、音楽、ゲームなど多様な分野でAI技術を融合させた事例発表は、今後APEC会員の政策と産業育成戦略に実質的な参考資料になる見通しだ。
文化体育観光部のキム・ヒョンジュン国際文化政策官は「今回のハイレベル対話がAPEC域内の文化創造産業交流と協力を拡大させる出発点となるだろう」とし、「韓国が文化と技術が融合した創造産業の未来を主導する国家に跳躍する契機になることを期待する」と話した。
APEC文化産業ハイレベル対話広報ポスター=文化体育観光部
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