政策

2025.08.28

国土交通部は27日、「補助バッテリー、機内安全管理対策」の補完について発表した=聯合ニュース

国土交通部は27日、「補助バッテリー、機内安全管理対策」の補完について発表した=聯合ニュース


[テレシア・マーガレット]

来月1日から航空機内における補助バッテリーの安全管理が強化される。

国土交通部は27日、「補助バッテリー、機内安全管理対策」を補完するために、絶縁テープの提供と耐火バッグの搭載を義務化するなどの措置が行われると発表した。

機内への持ち込みが可能な補助バッテリーの数と容量制限は、今までと同様である。100Wh以下は5個まで、100~160Whは航空会社の承認を得れば2個まで持ち込める。しかし、160Whを超えると持ち込むことができない。また、補助バッテリーは必ず絶縁措置を取らなければならない。機内の棚に入れることは禁じられ、座席前の収納スペースや服のポケットなどへの保管は許されるが、飛行中には使用できない。

補助バッテリー搬入時に使用するビニール袋の提供も中断される。代わりに航空会社の搭乗カウンターや保安検査台、搭乗口、機内などで絶縁テープが提供される。乗客が自らビニールやケースなどを使ってショートを防いでもよい。

補助バッテリーによる事故を防ぐための措置も強化される。来月からは、国に登録されているすべて航空機は、2個以上の「耐火バッグ」を搭載することが義務付けられる。機内の荷物棚には、温度感知シールが貼られる。棚の中の温度が上がると、シールの色が変わるので、乗務員や乗客が目で見て気づくことができる。

国土交通部は来月に開催される国際民間航空機構(ICAO)総会で、補助バッテリーにおける安全管理の国際基準を強化するための議論を行う予定だ。

margareth@korea.kr