第39回国務会議で発言するイ・ジェミョン大統領=先月29日、ソウル、大韓民国大統領室
[ソ・エヨン]
韓国政府が編成した来年度の予算案は、約728兆ウォン。今年の本予算(約673兆ウォン)より8.1%増加した規模で、本予算が700兆ウォンを超えたのは今回が始めて。
韓国政府は先月29日、第39回国務会議で「2026年度予算案」および「2025~2029国家財政運用計画」を議決した。
重点を置いて投資する分野は、技術が主導する超革新経済、皆の成長と基本がしっかりしている社会、国民安全と国益中心の外交・安保などだ。新政府の経済成長戦略と連携し、先導国家の跳躍を支え、核心課題に支障をきたさないように支援する。
政府は増えた予算を人工知能(AI)、研究開発(R&D)、先端産業などの産業分野と地方の育成などに投入する。
「AIトップ3」に入るために、今年(3兆3000億ウォン)比3倍強の10兆1000億ウォンをAIに投資する。R&D予算としては、今年比19.3%増の35兆3000億ウォンを反映した。AI、バイオ、コンテンツ、防衛産業、エネルギー、製造などの6大先端産業の核心技術への投資を増やし、可視的な成果を目指す。
韓流連携産業の復興に向け、今年(4兆2000億ウォン)比35.7%(1兆5000億ウォン)増額した5兆7000億ウォンの予算を投入する。「グローバルビッグ5文化強国」を実現するために力を入れる。
今回の予算案の中心軸の一つは地方拠点の成長だ。関連予算は今年19兆ウォンだったが、来年は29兆2000億ウォンだ。拠点国立大学を地域戦略産業と連携し、教育・研究ハブとして育成するために4000億ウォンだった予算を9000億ウォンに拡大した。地域別特化事業を支援するための予算も3000億ウォンから1兆ウォンに増額した。
予算案と国家財政運用計画は3日、国会に提出する計画だ。各常任委員会と予算決算特別委員会の減額・増額審査を経て12月に確定される見込みだ。
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