政策

2025.09.08

金浦国際空港を通じて入国する中国人観光客たち=2023年12月、金浦、聯合ニュース

金浦国際空港を通じて入国する中国人観光客たち=2023年12月、金浦、聯合ニュース


[カン・ガヒ]

中国人団体観光客は今月29日から来年6月30日までの期間中、最大15日間、ビザなしで韓国全域を旅行できるようになる。

韓国法務部、文化体育観光部、外交部、国務調整室は7日、関係各省庁合同で、「中国人団体観光客に対する一時的なビザ免除措置」の実施計画を明らかにした。

今回の措置は、指定旅行会社が募集した3人以上の団体観光客を対象とし、最大15日間の韓国国内旅行が認められる。ただし、済州(チェジュ)島については従来通り、個人・団体を問わず30日間のビザなし滞在が可能である。

一方で、「高リスク群」に分類される旅行者に対しては無査証入国が制限され、別途ビザの取得が必要となる。

韓国政府は、中国の国慶節(建国記念日)連休を前に、観光客の増加が見込まれることから、施行日より前の今月22日から団体名簿の事前登録を認める方針だ。

法務部および文化体育観光部は、指定旅行会社として登録や認定の手続きを行い、教育などを実施する。また、低価格ツアーや買い物の強制を禁止し、質の高い旅行商品の開発を支援することで、韓国観光の質の向上を目指すとしている。


政府関係者は、「中国人観光客に対する一時的なビザ免除は、韓国の観光産業および地域経済に活力を与える契機となるだろう」と期待を示した。

kgh89@korea.kr