保健福祉部は17日、UAEで韓方医の免許制度や診療領域が整備されたことを受け、韓方医薬の進出に向けて両国政府間で議論を開始したと発表した=アイクリックアート(上記の写真は著作権法に基づき無断転載及び再配布を禁じます)
[シャルル·オデゥアン]
韓国の「韓方医」がアラブ首長国連邦(UAE)で独立した医療資格として公式に認められた。
保健福祉部は17日、UAEで韓方医の免許制度や診療領域が制度化されたことを受け、韓方医薬の進出に向けて両国政府間で議論を開始したと発表した。
UAEは今年4月、中東で初めて韓国の「韓方医」免許基準を新設。6月にはアブダビ保健部が韓方医薬の名称や定義、韓方医の活動範囲を業務範囲に盛り込んだ。
UAE保健省は、はり治療や薬草療法、気功、インド発祥の伝統医学「アーユルヴェーダ」など、様々な東洋医学を伝統・補完統合医学(TCIM)に組り入れている。韓方医薬は、中国医学(TCM)、アーユルヴェーダに続いて、3番目に正式に認められたアジアの伝統医学である。
保健福祉部が引用した市場調査機関「グランドビューリサーチ」の調査によると、UAEのTCIM市場は昨年約27億8000万ドルと推定され、2030年までに年平均25.39%の成長が予想される。
9~10日にソウルで開催された「2025伝統医薬国際シンポジウム」で、保健福祉部はUAEアブダビ保健部の関係者と韓方医薬の進出に関する協力課題について話し合った。双方は中東地域の伝統医薬の発展を共同で推進することで意見が一致した。
保健福祉部は「UAEにおける韓国の韓方医資格の認定は、韓方医薬に対する国際的信頼の証だ」と述べ、「今後も中東地域と連携し、伝統医薬のグローバル普及を積極的に支援していく」と述べた。
caudouin@korea.kr