政策

2025.09.24

(右から)チョ・ヒョン外交部長官、マルコ・ルビオ米国務長官、岩屋毅日本外務大臣=22日(現地時間)、米ニューヨーク、外交部

(右から)チョ・ヒョン外交部長官、マルコ・ルビオ米国務長官、岩屋毅日本外務大臣=22日(現地時間)、米ニューヨーク、外交部


[カン・ガヒ]

北朝鮮のキム・ジョンウン国務委員長が21日、米国との「非核化なしの対話」に乗り出す意向を示す中、韓国・米国・日本の外相は北朝鮮の完全な非核化に向けた強い意志を改めて確認した。

第80回国連総会の高位級会期に出席するためニューヨークを訪れているチョ・ヒョン外交部長官は、22日(現地時間)、マルコ・ルビオ米国務長官、岩屋毅日本外務大臣と韓米日外相会議を開いた。会議では、韓半島および地域の懸案と、韓米日3カ国の経済安全保障分野における協力強化策を協議した。

この日、共同声明が採択され、「対話と外交を通じて韓半島の平和と安定を維持する努力を続け、国連安全保障理事会の関連決議に基づき、北朝鮮の完全な非核化に向けた強い意思を改めて確認する」と明記された。

さらに、韓米日の安全保障協力やサイバー対応協力など、これまでの成果を評価し、韓半島の非核化原則と対北朝鮮の抑止態勢を堅持しつつ、対北朝鮮政策に関する緊密な協力を維持していくことで意見が一致した。

チョ・ヒョン長官は「北朝鮮との対話再開をはじめ、韓半島の平和維持と北朝鮮の核問題解決に向けて、実質的な進展を目指し積極的に協力していく」と述べた。

3カ国の外相は、経済安全保障や先端技術分野における協力強化についても意見を交わした。

kgh89@korea.kr