政策

2025.10.16

治安・安全関係長官会議を主宰するキム·ミンソク国務総理=15日、ソウル、国務調整室

治安・安全関係長官会議を主宰するキム·ミンソク国務総理=15日、ソウル、国務調整室


[チョン・ミソン]

韓国政府は、慶州(キョンジュ)でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の成功的な開催に向け、外国人を対象とする嫌悪行為に厳正に対処することを決定した。

キム・ミンソク国務総理は15日、政府ソウル庁舎において「APEC契機・外国人治安・安全関係長官会議」を主宰した。今回の会議は、APEC首脳会議を契機に世界各国から多くの観光客が韓国を訪問すると予想されることを受け、先制的な安全対策の必要性を考慮して開催されたものである。

キム・ミンソク国務総理は冒頭の発言で、「最近相次いでいる外国人を対象とした嫌悪デモに深い遺憾の意を表する」と述べた。

さらに、「日常生活や産業の現場においても、外国人への差別的な行為や侮辱的な言動は、多様性と包容性を重んじる大韓民国の品格を損なうものであり、断じて根絶しなければならない」と強調した。

同日の会議では、関係省庁が、APEC関連行事の前後に訪れる外国人観光客の安全な滞在環境を確保するため、共同対応体制の構築や、現場を重視した実効性のある安全対策の強化策などについて協議した。

msjeon22@korea.kr