COP30で、発言するキム・ソンファン気候エネルギー環境部長官=17日(現地時間)、ブラジル、聯合ニュース
[キム・ソナ]
韓国は、シンガポールに次いでアジアで2番目に「脱石炭同盟(PPCA)」に加盟した。
これに伴い、2040年までに石炭火力発電所40基の閉鎖が予定されている。
韓国政府代表団は17日(現地時間)、ブラジル・ベレンで開かれたCOP30で、PPCAと共同記者会見を行い、脱石炭同盟への加盟を公式に発表した。
PPCAは、石炭火力発電の終息を目標に、2017年のCOP23(ドイツ・ボン)で発足した国際連合体だ。現在、英国や米国など62カ国に加え、地方政府や企業も参加している。今回の会議では、韓国と共にバーレーンも新たに加盟した。
韓国は会議で、石炭火力発電所の設備容量が世界7位と大規模である一方、PPCAへの加盟に伴い、温室ガス削減装置を備えない新規石炭発電所は建設しない方針を明らかにした。
韓国政府は、現在運営中の60基余りの石炭火力発電所のうち、40基を計画通り2040年までに閉鎖する方針だ。残る約20基については、公論化を経て経済性や環境性を基準に処理方針を決定し、具体的な管理・閉鎖計画は来年策定する。
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