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気象1号 (写真出典:聯合ニュース)
韓国で最初の気象観測専用船舶「気象1号」が5月30日、 就航した。

気象庁が2008年からの2年間、約133億ウォンをかけて建造した498トン級の船舶は、韓国の近海を移動しながら大気・海上・海底を観測し、半径200kmにある漁船などに気象情報を提供する。韓半島(朝鮮半島)周辺海域を含む近海区域を25日以上連続航海することが可能で、最大搭乗人員は47人だ。

気象1号には集中豪雨・大雪・黄砂のような各種の悪天気象現象を観測できる最先端気象装備が搭載されている。大気上空20kmまで温度・湿度・気圧・風向き・風速などを毎日2~4回ずつ観測し、その結果を全国各地の気象庁に提供する「自動高層気象観測装備(ASAP)」も搭載されている。


また、水深3000mまで海水温度・塩分濃度・水圧などを測る「水温塩分測定機(CDT)」、海中で音波を放ち水深5000mの海底地形を隅々まで描き出す「精密水深測定装備」なども整備した。

「気象1号」は季節ごとに場所を移動する。春季(3~5月)には西海、南海岸で黄砂と風浪を観測し、夏季(6~9月)には梅雨や台風などを主に観測することになる。

さらに、台風、地震による津波、放射能流出など韓国、日本、中国などの東北アジア全領域に影響を与える大型災害に共同で対応するため、国際共同観測および緊急気象情報も収集、伝達する予定だ。

(翻訳:Korea.net Mihoko W.)