国土海洋部に所属する国立海洋調査院は、中国北京で9月12日から16日まで開催された第24回海底地名小委員会で、韓国語の海底地名4件を国際地名集に登載したと発表した。
今回登載された海底地名は、東海(トンヘ)地域2件と張保皐(チャンボゴ)南極科学基地建設地域である東南極Terra Nova Bay一帯の2件で、南極に韓国語の海底地名が登載されるのは初めてのことだ。
(左)東海地域に登載された韓国語地名、(右)南極地域に登載された韓国語地名 |
韓国語の海底地名の国際登載は、韓国地質資源研究院のハン・ヒョンチョル博士が2006年に国際海底地名小委員会の委員になってから本格化したもので、2007年に初めて鬱陵島(ウルルンド)周辺海域など東海に、安龍福(アンヨンボク)海山、オンヌリ盆地、于山( ウサン)海谷など10件の韓国語海底地名を国際登載した。
2009年には初めて太平洋に張保皐海山、アリラン平頂海山、白頭(ペクトゥ)平頂海山など韓国語の海底地名を国際登載するなど、これまでに東海など韓国の海域と太平洋などに合計31件の韓国語海底地名を国際登載している。
国土海洋部の関係者は、「海底地名が国際登載されたら全世界的に通用し、世界各国は自国語の海底地名を登載するために熾烈な競争を繰り広げている」とし、「とりわけ今回、東海地域に韓国語の海底地名が追加的に国際登載されて、海洋管轄権と東海表記に対する韓国の意思を対外的に再び確認させた」と述べた。
さらに「新たに未開拓の地域だった南極海域に韓国語の海底地名を登載させたことで、国際社会における韓国の地位向上が期待される」とし、「今後も持続的な探査をおこない、韓国の海域だけでなく全世界の海域に韓国語の海底地名の国際登載を引き続き拡大し、東海表記についても政府を挙げて積極的な対処をしていく」と付け加えた。
(翻訳:Korea.net 梁賢珠)