韓国原産の珍島犬
[キム・ヨンシン、キム・ウニョン]
[写真=農村振興庁]
韓国原産の犬種である「珍島(チンド)犬」や「豊山(プンサン)犬」、「慶州(キョンジュ)犬トンギョンイ」が、外国犬種より明らかな違いがあるとの研究結果が出た。
農村振興庁は、2018年(戊戌年)の戌年を迎え、韓国原産の犬種の遺伝子を古代品種(狼やコヨーテなど)と現代品種(チワワやボーダー・コリーなど)の計33品種2258匹の遺伝子と比較分析した。
犬のDNAにある遺伝子型の変化が追跡できる遺伝子チップを利用した。その結果、韓国原産の3犬種は、互いの遺伝的距離が非常に近く、外国犬種とは明確な差を見せた。
特に、韓国原産の3犬種は狼やコヨーテなどが持っている遺伝子型を多く共有している。これは優れた野生性を持っていると言える。「豊山犬」、「慶州犬トンギョンイ」、「珍島犬」順に野生性が強い。
また、中国のチャウチャウや日本の秋田犬などの品種と遺伝子型を多く共有する。
この研究結果は、国際科学学術誌の「プロスワン(PLOS ONE)」に掲載された。
農村振興庁の朴凡榮(パク・ボムヨン)畜産生命環境部長は「韓国原産の犬種の遺伝的アイデンティティを世界愛犬連盟などに知らせ、名犬育成に寄与する」と話した。
韓国原産の豊山犬
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