科学技術

2018.06.26

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米ロボットメーカー・ボサノバロボティクスの店舗管理用ロボット=LG電子



[チョン・ジュリ、キム・ウニョン]

韓国企業が、ロボット・人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)など、第4次産業革命をリードする先端ICT産業に注力している。情報通信技術(ICT)の発展が様々な分野において、革新を引き起こすと考えられる。

通信大手のKTは6月22日、IoTを基盤とする折りたたみ式の電気自転車「エアーアイ(AIRi)」を発売した。

KTのLTE-Mネットワークと連携した自転車の内部システムで、自転車の位置情報をリアルタイムに把握できる。自転車が盗難された場合には、遠隔電源制御機能を使い、自転車のモーターが稼動できなくなる。

LG電子は同日、米ロボットメーカー・ボサノバロボティクス(BossaNova Robotics)に300万ドルを投資したと発表した。ボサノバロボティクスは、ロボットの視覚能力である「マシンビジョン」、AI、ビッグデータなどを活用した店舗管理用ロボット・ソリューションを開発した米国企業。LG電子がロボット技術を開発及び強化するため、海外に直接投資したのは、今回が初めて。

LG電子は、AI研究にも注力している。米シリコンバレーに続き、カナダのトロントにもAI研究開発(R&D)組織を新設する。

サムスン電子は6月14日、初期段階のAI新興企業への資金援助を手かけるベンチャーファンド「Qファンド」を設立した。AI研究と人材育成のため、英国・ロシア・カナダ・フランスにAIセンターを新設した。

etoilejr@korea.kr