現代自動車の大型SUV車「パリセード」=現代自動車
[カン・ガヒ、イ・ギョンミ]
韓国自動車メーカーの現代自動車、起亜自動車とタイヤメーカーのハンコック・タイヤ。この3社が、世界3大のデザインアワードの一つといわれるレッド・ドット・デザイン賞を受賞した。
現代自動車の大型SUV車のパリセードは、レッド・ドット・デザイン賞の製品デザイン部門輸送デザイン分野で本賞を受賞した。現代自動車の新たなデザイン哲学である「感性を加えたスポーティー度(Sensuous Sprotiness)」が初めて反映されたモデルのパリセードは、ヘッドランプが2つになっていて、垂直になっている昼間ランプなどの特徴を持っている。
起亜自動車の小型車「シード(Ceed)」シリーズの3種類(5ドアハッチバック・ワゴン・ファーストバック)=起亜自動車
起亜自動車も、同社の小型車「シード(Ceed)」シリーズの5ドアハッチバック・ワゴン・ファーストバックの3種類が同じ部門で本賞を受賞した。同社関係者は、「欧州市場でシードは、1世代モデルから今までずっと優秀なデザインとして認められてきた」とし、「3世代のモデルは最近『2019欧州カー・オブ・ザ・イヤー』に最終ノミネートされるなど、デザインを始めとする全体的な商品性が高い評価を得ている」と話した。
この他にも、ハンコック・タイヤの超高性能(UHP)タイヤヴェンタスS1エヴォ3が同部門で本賞を獲得した。タイヤ表面の溝と歯がかみ合うような「インターロック」構造にデザインし、ハイドロプレーニング現象を抑え、濡れた路面に対するロードホールディング性を高めたという評価を得た。
ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが選定を行うレッド・ドット・デザイン賞は、過去2年以内に製品化されたデザインを対象とし、デザインの革新性、機能性、人間工学、エコロジー、耐久性など9つの基準から審査される。ドイツのiFデザイン賞、米国のIDEAと並んで、世界3大デザインアワードの一つとされる。
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