科学技術

2019.03.27

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[キム・ファヤ、キム・ウニョン]
[写真・映像=SKテレコム]

3月23日、仁川(インチョン)市にあるSKワイバーンズのホーム球場で開かれた韓国プロ野球開幕式に、突然ドラゴンが現れた。

ドラゴンは、AR(拡張現実)技術を組み合わせた仮想のもので、野球場のスクリーンを通じて登場した。

観客は、専用アプリで「応援ボタン」を押すと、ドラゴンが飛び上がる「ARパフォーマンス」を見ることができた。野球場にいない人々も、中継カメラで撮影した「ARパフォーマンス」をテレビやスマートフォンで見ることができた。

専用アプリで「応援ボタン」を押す観客=23日、仁川

専用アプリで「応援ボタン」を押す観客=23日、仁川



「ARパフォーマンス」には、実世界を仮想化し、仮想世界を現実化するスペース・プラットフォーム技術や、ARコンテンツを自由自在に製作し共有する「Tリアル・プラットフォーム」技術などが用いられた。現実の風景の上に仮想のキャラクターが表示されるとのことだ。また、5G(第5世代移動通信システム)技術も用いられ、通信速度も強化された。

ドラゴンは、AR(拡張現実)技術を組み合わせた仮想のもので、野球場のスクリーンを通じて登場した=23日、仁川

ドラゴンは、AR(拡張現実)技術を組み合わせた仮想のもので、野球場のスクリーンを通じて登場した=23日、仁川



SKテレコム関係者は「メディア・コンテンツが重要とされる時代に、韓国人に好かれている野球と多様な技術(AR・VR)を融合した」とし、「これからも類似したイベントを観客に提供する」と説明した。

fayastory@korea.kr