[キム・ソナ]
[映像=サムスン電子公式ユーチューブチャンネル]
世界最大の家電・情報通信(IT)博覧会「CES(Consumer Electronics Show)2024」が9日(現地時間)、米・ラスベガスで開幕した。韓国企業は、多様な新技術と製品を披露した。
今年は150カ国から4000社余りが参加し、韓国からは三星(サムスン)電子、LG電子、現代自動車グループ、SKなどを含む760社余りが参加した。
サムスン電子は、2020年に初公開した人工知能(AI)秘書の「ボリ」がアップグレードされたバージョンを披露した。ボールの形をしたボリは、自動運転を通じてユーザーの周辺環境を認識し、音声認識を通じて命令に従う。世界で初めて遠・近接の投射が全て可能なデュアルレンズ技術を基盤にしたプロジェクターを搭載した。ユーザーが望むすべての空間に、必要なコンテンツを最適化されたサイズで投射することができる。
「CES2024」LG展示館で、「LGシグネチャーOLED T」を見る観覧客=9日(現地時間)、米・ラスベガス、LG電子
LG電子は、世界初の無線透明OLEDテレビである「LGシグネチャーOLED T」を披露した。スクリーンの裏側の空間と画面の中のコンテンツが同時に見える「透明モード」と4KのOLED TV画質である「ブラックモード」を提供する。透明なのでテレビを消すと、画面越しに向こう側が見えるのが特徴。 無線AV送受信技術を活用した。電源を除くすべての線をなくしたことで、電源を除くすべての線をなくしたことで、テレビをどの場所にでも自由に置ける。
現代自動車グループの未来航空モビリティ独立法人、スーパーナルが、「CES2024」で公開した電気垂直離着陸機「S-A2」の実物模型=9日(現地時間)、 現代自動車グループ
現代自動車グループの未来航空モビリティ(AAM)独立法人、スーパーナル。スーパーナルは、2028年のAAM商用化に向けて、開発中の電気垂直離着陸機「S-A2」の実物モデルを公開した。機体は計8個の回転する翼である「ローター」が装着された主翼とV字の尾翼、乗客用のスペースで構成されている。 全長10メートル・全幅15メートルで操縦士を含め5人が搭乗可能。最大400~500メートルの高度を時速200キロメートルで飛行することを目標に開発中。商用化の際には、都心内で約60キロメートルの飛行を行う予定。
この他、SKテレコムはAI基盤の屋内外流動人口データを分析するシステムの「リトマスプラス」、ペット診断のAI補助サービスである「エックスカリバー」など、AIにおけるコア技術を紹介した。CES2024は12日まで4日間、開かれる。
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