来月13~21日、釜山で国際宇宙空間研究委員会の総会が開催される=第45回国際宇宙空間研究委員会総会フェイスブック
[パク・ヘリ]
宇宙科学分野の世界最大規模の国際学術会議である国際宇宙空間研究委員会(COSPAR)の第45回総会が来月13~21日、釜山で開催される。60カ国・地域から3000人以上の宇宙科学者らが集まる予定。
COSPARは1958年、国際科学会議(ICSU)傘下に設立された国際機関で、宇宙科学研究分野において幅広い研究活動を奨励し、国際協力を支援する団体。2年ごとに開かれるCOSPAR総会が韓国で開催されるのは今回が初めて。
今回の総会では、韓国の宇宙航空庁をはじめ、米航空宇宙局(NASA)、欧州宇宙機関(ESA)など、世界の宇宙開発機関が宇宙開発の方向や国際協力策について議論する。
主な宇宙先進国の宇宙科学分野における研究開発(R&D)の現況や計画の発表、韓国初の月探査機「タヌリ」が行った宇宙探査の最新の結果報告なども行われる。
一般市民を対象に、マサチューセッツ工科大学(MIT)のサミュエル・ティン教授が行う現代物理学に関する講演会、NASAで火星の土を回収するプログラムの責任者、Meenakshi Wadhwa氏の講演会などが行われる。サミュエル教授は1976年、ノーベル物理学賞を受賞した。
韓国天文研究院(KASI)、韓国航空宇宙研究院(KARI)、NASAや韓国航空宇宙産業(KAI)、宇宙分野の中小企業「CONTEC」「イノスペース」など、国内外の研究機関や宇宙開発企業による展示会も開かれる。
次回のCOSPAR総会は2026年、イタリア・フィレンツェで開催される。
hrhr@korea.kr