科学技術

2024.10.17

宇宙航空庁が宇宙探査データを全世界と共有することを明らかにした。写真は、韓国初の月探査軌道船「タヌリ」が、ケープ・カナベラルの宇宙軍基地の発射台40番で、スペースXファルコン9発射体に搭載されて発射される様子=2022年8月5日、米国・フロリダ州、韓国航空宇宙研究院

宇宙航空庁が宇宙探査データを全世界と共有することを明らかにした。写真は、韓国初の月探査軌道船「タヌリ」が、ケープ・カナベラルの宇宙軍基地の発射台40番で、スペースXファルコン9発射体に搭載されて発射される様子=2022年8月5日、米国・フロリダ州、韓国航空宇宙研究院


[テレシア・マーガレット]

宇宙航空庁は、宇宙航空庁のユン・ヨンビン庁長が14日、イタリア・ミラノで開かれた「国際宇宙会議(IAC)」に参加したとが16日、明らかにした。

ユン・ヨンビン庁長は、「韓国が宇宙探査で得たデータを全世界と共有し、すべての国が恩恵を受けられるようにする」と述べた。

「アルテミス合意」は、月探査と深宇宙探査のための国際的な規範を定義する合意だ。現在、加盟国は45カ国。アルテミス合意に署名した国々は、2022年から国際宇宙会議(IAC)の期間中に毎年、会議を開催している。

ユン長官は今回IACに出席したことを機に、複数の国と高官級2国間会談を相次いで開き、宇宙協力案について議論を行った。

米航空宇宙局(NASA)との会談では、「アルテミス研究協約」を早期に締結することで合意した。宇宙航空庁がアルテミスプログラムへの参加を拡大するために、NASAと共同で妥当性における研究を行うことが目標だ。

宇宙航空庁は、欧州宇宙庁(ESA)、インド宇宙研究機構(ISRO)、フランス国立宇宙センター(CNES)、イタリア宇宙庁(ASI)などとも、宇宙協力案について意見を交わした。

ユン庁長は、15日に行われた「宇宙リーダー首脳会議」でも、「宇宙技術は、気候変化対応や災難管理に欠かせない」とし、「韓国が衛星基盤の気候モニタリング技術を通じて、地球の環境保護に寄与しており、全世界と技術を共有している」と強調した。

margareth@korea.kr