スペースXが開発した「ファルコン9」=スペースX
[シャルル・オデゥアン]
韓国と米国が共同開発した太陽コロナグラフ「コデックス(CODEX)」が5日午前11時29分頃(韓国時間)、米フロリダ州にあるケネディ宇宙センターで打ち上げられる。韓国の宇宙航空庁と韓国天文研究院が1日、発表した。
米国企業スペースXが開発したロケットに載せられ、打ち上げを待っている。今年7月29日~8月2日には、米メリーランド州グリーンベルトに位置する米航空宇宙局(NASA)のゴダード宇宙飛行センターと、ケネディ宇宙センターで、打ち上げ前の最終的な機能点検を受けた。
打ち上げから国際宇宙ステーション(ISS)に設置されるまで、1週間ほどかかるという。
CODEXは打ち上げから約10分後、発射体から切り離される。約13時間後、ISSにドッキングした後、ロボットアームを利用してISS船外で使われる機器・エクスプレス補給キャリア3(ELC―3)に設置される予定だ。その後、90分の周期で軌道を回り、最大55分間、観測を行う。
CODEXは、太陽の外層大気の最も外側にあるコロナの形状だけでなく、温度や速度まで同時に観測することができる。
これにより、コロナの加熱や太陽風の加速に関する研究を行うという。この研究の結果は、宇宙の天気を正確に予報することに貢献すると期待される。
CODEXの任務遂行やコントロールはNASAゴダード宇宙飛行センターで行われ、韓国天文研究院は遠隔で情報を受信し、チェックする予定だ。
ISS(左)に設置される太陽コロナグラフ「コデックス(CODEX)」=韓国天文研究院
caudouin@korea.kr