韓国が建設に参加したUAEバラカ原発=韓国電力公社
[イ・ダソム]
韓国と米国政府が原子力の輸出および協力に関する業務協約(MOU)を締結する。
産業通商資源部と外交部は、米エネルギー省、国務省と共に先月31日から1日までの2日間にわたって行われた民間原子力協力拡大協議の結果、「韓米原子力輸出および協力原則に関するMOU」に仮署名したことを5日、明らかにした。
両国は共同報道資料を通して、「両国の民間原子力における協力の進展という重要な成果を成し遂げた」とし、「気候変動への対応やグローバルエネルギー転換の加速化および重要サプライチェーンの確保など、多様な分野で協力を拡大する」と説明した。
両国は、原子力の平和的利用を促進することで合意した。また、不拡散、原子力における安全、安全措置および核安保における基準を維持するというお互いの意志を再確認した。また、両国は民間原子力技術の輸出統制管理も強化することにした。
両政府は今回のMOU仮署名を基に最終検討の手続きを進める。今後、両国で数十億ドルの経済的機会が創出され、数万件に及ぶ雇用が製造業分野で生みだされると期待される。
一方、現代(ヒョンデ)建設はブルガリアの大型原発(20兆ウォン規模)の受注に成功した。
現代建設は4日(現地時間)、ブルガリアのソフィアにある国務会議庁舍でブルガリア原子力公社(KNPP)とコズロドゥイ原子力発電所の新規建設工事の設計契約を締結したことを5日、明らかにした。
コズロドゥイ原子力発電所の新規建設工事は、コズロドゥイ原発団地に大型原発2基を追加で建設する超大型事業である。今年、第1段階の設計に着手し、2035年に竣工する予定だ。
コズロドゥイ原発は、ブルガリアでは初の原子力発電所で、ブルガリアの電力生産の3割以上を占めている。
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