「K-ヒューマノイド連合発足式」で祝辞を述べる産業通商資源部のアン・ドクグン長官=10日、ソウル・中区
[ユン・ソジョン]
[写真=産業通商資源部]
韓国政府が10日、「K-ヒューマノイド連合」をスタートした。2030年までにヒューマノイド最強国になることを目標に支援すると約束した。
産業通商資源部は10日、「K-ヒューマノイド連合」の発足式をソウルで開催したと発表した。 約40社のロボット企業とソウル大学、韓国科学技術院(KAIST)、高麗(コリョ)大学などの大学関係者350人余りが参加した。
「K-ヒューマノイド連合」を通して、ロボット企業、AI専門家、部品企業、需要企業、大学が一丸となって協力する。参加者たちはこの日、協力に向けた協約書に署名した。産業部はこれを通じて、2030年までに1兆ウォン以上の投資がなされると見こんでる。
ソウル大学のチャン・ビョンタクAI研究所長を中心としたAI開発グループと漢陽(ハニャン)大学ロボット学科のハン・ジェグォン教授を中心としたロボットメーカーグループなど、AIやロボットの専門家15人が率いる。プロジェクトを遂行し、開発したAIモデルをロボットメーカーに供給する予定だ。
ロボット企業としては、韓国初のヒューマノイド「ヒューボ」を作った研究陣が立ち上げたレインボーロボティクス、15年以上ヒューマノイドを研究してきたAロボット、ウェアラブルロボット開発会社であるエンジェルロボティクス、協同ロボット業者のニューロメタなどが参加する。
まずは、ロボットの頭脳に当たるロボットAIの開発に集中する計画だ。目標は、2028年までに「ロボットAIファンデーションモデル」を開発することである。ソウル大学AI研究所を中心にKAIST、高麗大学、延世(ヨンセ)大学などのAI研究陣が協力する。
ロボットメーカー各社は、世界最高レベルのヒューマノイドハードウェアの中核技術の開発に乗り出す。2028年までに独自開発または協力事業を通じて60キログラム以下の重さ、50個以上のロボットの関節、20キログラム以上の重さを持ち上げられる力、秒速2.5m以上の移動速度などを備えたロボットを生産する計画だ。
今年、ロボット予算を約2000億ウォン増額するために、関係省庁や国会などと引き続き協議する。
アン・ドクグン長官は、「ヒューマノイドは、今年の15億ドルから2035年には380億ドルに、10年で25倍の成長が期待される」とし、「K-ヒューマノイド連合の支援に最善を尽くす」と述べた。
「K-ヒューマノイド連合発足式」で、ヒューマノイドと握手するアン・ドクグン長官(左)=10日、ソウル・中区
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