KMTNet-SSO=オーストラリア、韓国天文研究院
[コ・ヒョンチョン]
韓国が参加した国際共同研究陣が、スーパーアースを発見し、サイエンス誌に掲載された。
宇宙航空庁は、韓国天文研究院が参加した国際共同研究チームが、KMTNet(Korea Microlensing Telescope Network)で観測したデータ活用し、「長周期スーパーアース系外惑星」を発見したと25日、明らかにした。
「スーパーアース」とは、太陽系外惑星のうち地球の数倍程度の質量を持ち、かつ主成分が岩石や金属などの固体成分と推定された惑星のこと。「系外惑星」は太陽系の外にある、太陽以外の恒星を公転する惑星だ。
今回発見された「OGLE-2016-BLG-0007Lb」は、地球と約1万4千光年離れている。地球質量の約1.3倍で、これまで発見された長周期スーパーアースのうちで質量が最も小さい。太陽質量の0.6倍の母星を約15億km離れて、約40年周期で公転すると推定される。
ユン・ヨンビン宇宙航空庁長は、「KMTNetは性能に優れている。重力マイクロレンズ法で、系外惑星の発見を先導している」と述べた。
韓国天文研究院が開発し運用する「KMTNet」は、重力マイクロレンズ法を用いて、長周期系外惑星の発見に特化されたシステム。現在まで学界で重力マイクロレンズ法を用いて発見した系外惑星は300個余り。そのうち、KMTNetを稼動してから、発見した外界惑星が227個。
hjkoh@korea.kr