KSTAR=聯合ニュース
[コ・ヒョンチョン]
韓国と米国が核融合エネルギー商用化における核心技術の開発に成功した。
科学技術情報通信部は、韓国核融合エネルギー研究院と米プリンストンプラズマ物理研究所の共同研究チームが、核融合エネルギーの商用化のカギであるプラズマ運転の安定性を向上させるためのコア技術を開発したと6日、明らかにした。研究は「人工太陽」と呼ばれる超伝導核融合研究装置(KSTAR)を通じて行われた。
装置の内壁は1億度以上の超高温プラズマに耐えられなければならないため、熱に強いタングステンが次世代内壁素材として注目を集めている。
しかし、運用過程で発生するタングステンの不純物が問題だ。タングステンの不純物がプラズマに流入すると、装置の運転安定性とプラズマ性能に影響を与える。これを制御する技術が核融合エネルギー商用化におけるコア技術なのだ。
韓米共同研究チームは、ホウ素の粉末を入れると、核融合炉の内壁から出るタングステン不純物が減少するということを発見した。
今回の研究結果は先月25日、国際学術誌「Nuclear Fusion」に掲載された。
科学技術情報通信部のチョン・テクリョル公共融合研究政策官は「核融合エネルギーの実現を加速化させる。今後、核融合研究におけるコア技術の確保につながるように積極的に支援する」と話した。
hjkoh@korea.kr