ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡の想像図=アメリカ航空宇宙局
[パク・ヘリ]
韓国の研究チームが、太陽系と惑星の誕生に関わる初期の核心過程を世界で初めて解明した。
ソウル大学のイ・ジョンウン教授率いる研究チームは、ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡を用い、若い星において起こる物質の流入により、原始惑星系円盤内のケイ酸塩が結晶化する過程を世界で初めて観測・確認したと、科学技術情報通信部が22日に発表した。
地球の地殻を構成する物質の約9割を占めるケイ酸塩は、地球型惑星や彗星の主要な成分だ。結晶質ケイ酸塩は通常、600℃以上の高温でのみ形成されるが、極めて低温の太陽系外縁部に存在する彗星からも見つかっている。高温で形成された物質が、どのようにして太陽系の外縁部まで移動したのかについては、学界で長年にわたり疑問とされてきた。
研究チームはジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡を使い、へび座星雲の胎児星EC53を重点的に観測した。EC53は約18カ月ごとに明るさが変わり、休止期と爆発期を明確に区別できる。
研究チームは、EC53の休止期と爆発期を観測した結果、結晶質ケイ酸塩の赤外線信号が爆発期にのみ現れることを明らかにした。さらに、円盤内で生成された結晶質ケイ酸塩が、円盤風によって冷たい外縁部まで運ばれる可能性も示された。
イ・ジョンウン教授は「長年にわたる経験の積み重ねが、今回の科学的発見につながった」と述べ、今後も観測を続け、ケイ酸塩の結晶化や物質移動が普遍的に起こる現象なのか、また進化段階によってどのような違いがあるのかを検証していく考えを示した。
科学技術情報通信部の基礎研究事業の支援を受けて行われた今回の研究成果は、世界的に権威ある学術誌『ネイチャー』に22日に掲載された。
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