智異山や雪岳山、五台山など、韓国を代表する3つの国立公園の保護・管理が最高レベルであると国際社会が認めた。
環境省によると、オーストラリア・シドニーで開かれた第6回世界公園会議(WCC)で、国際自然保護連盟(IUCN)は智異山、雪岳山、五台山をグリーンリスト(Green List)に登録した。今年初めに発表された新しいグリーンリストには、韓国やスペイン、イタリア、オーストラリアなど8カ国の23の保護地域が加えられた。
智異山、雪岳山、五台山が国際自然保護連盟のグリーンリストに登録されたことを示す認定書
2012年に世界自然保護会議で採択されたグリーンリスト認証制度は、世界的にしっかり管理されている保護地域を認証し、保護地域の管理水準を高めようと導入された。グリーンリストに登録されるには、自然保護や探訪サービス、社会的・経済的貢献度など、保護地域管理全般に関する約80の指標で高い評価を受けなければならない。
国際自然保護連盟はグリーンリスト制度の効果的な推進に向け、2012年に韓国をアジア地域の協力国に選定し、スペインやイタリア、オーストラリア、フランスなどと連携して事業を推進してきた。
(上から)様々な動植物が生息する智異山、秀麗な自然景観を誇る雪岳山、五台山
智異山、雪岳山、五台山がグリーンリストに登録されたのは、これら3カ所が白頭大幹保護地域に含まれ、優れた生物種多様性や自然保全、安全な探訪サービスなど、保全と利用のバランスがとれているという点で高い評価を受けたからだ。
韓国最初の国立公園である智異山は、国立公園の中で最も広い面積に多様な動植物が生息し、この10年間にわたりツキノワグマ復元事業を推進したことが認められた。雪岳山は、韓国中部の代表的な森林地帯としてユネスコ・エコパークに指定され、秀麗な景観がしっかり保存されているという点で高い評価を受けた。白頭大幹の中心に位置する五台山は、多様な動植物と小金剛地域の美しい絶景が高い評価を受けた。
第6回世界公園会議でグリーンリストの認証書を掲げ、記念写真を撮る国立公園管理公団の関係者ら
国立公園管理公団の関係者は、「韓国の国立公園の体系的な管理への取り組みが国際的に認められたもので、環境分野において国際社会から信頼されるようになった」と話す。
コリアネット イム・ジェオン記者
写真提供:国立公園管理公団
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