社会

2015.06.17

米紙ニューヨークタイムズ(NYT)紙が韓国のモバイル・アプリ産業やソウルの高速Wi‐Fiインフラなどを高く評価した。

同紙は6月7日、「シリコンバレーがソウルから学ぶべきこと(What Silicon Valley Can Learn From Seoul)」と題する記事で、米国の投資家らはソウルについて未来を映す「水晶玉」だと思っているとし、ソウルこそシリコンバレーが目指す社会だと報じた。

뉴욕타임즈(NYT)지는 많은 미국인들이 실리콘밸리가 기술의 미래를 이끌고 있다고 믿고 있지만 모바일 앱에서는 한국이 훨씬 앞서 있다고 보도했다.

ニューヨーク・タイムズ紙は、米国人の多くはシリコンバレーが未来の技術をリードしていると思い込んでいるが、モバイル・アプリでは韓国のほうがはるかに先を行っていると報じた



この記事の中で、カリフォルニア州オークランド出身のマイク・キムさんは、「私たちはサンフランシスコを世界のモバイル・キャピタルと呼んできた。だが、韓国がそれよりも3、4年先を行っていることを知って衝撃を受けた」と語っている。ジンガ、リンクドインでの勤務を経てアプリ「配達の民族」を開発したウワブラザーズに移籍したキムさんは、「米国にいたとき、公園でWi‐Fiを利用できるようになって大喜びしたが、ソウルの地下鉄では乗客が映画をストリーミングで観ていた。米国に帰国したら、まるで中世の暗黒時代のように感じた」と語った。

同紙は、米国で人気が出始めたアプリ・サービスのほとんどが、韓国ではすでに数年前から提供されている陳腐なものばかりだと説明した。また、シリコンバレーの企業各社は米国人に携帯電話を利用した代金決済の方法を学んでほしいと思っているが、韓国では数年前からスマートフォンを利用してショッピングした代金の決済をしていると報じた。

同紙は、テルアビブやベルリン、バンガロールといった都市がシリコンバレーに挑戦状を叩きつけているが、シリコンバレー最大のライバルはソウルだと報じた。また、これを悟った米国の投資家らがこのところ韓国に投資し始めており、一例としてベンチャー・キャピタル会社「500スタートアップ」が韓国にだけ投資する「500キムチ」というファンドを設立したと紹介した。

コリアネット イム・ジェオン記者
jun2@korea.kr