社会

2017.06.21

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モンゴル・ウランバートル市のHenhor町からボグド・ハーン山までつながる「モンゴルオルレ1コース」がオープンした18日、ボグド・ハーン山を歩いている観覧客と住民ら



[キム·ヨンア]
[写真=済州オルレ]

「通りから家に通じる狭い路地」を意味する済州島の方言、「オルレ」が世界へ進出している。

済州観光公社と済州オルレは18日、モンゴルのウランバートルで「モンゴルオルレ1・2コース」をオープンした。「オルレ」はトレッキングに適した道として開発された済州島の道を言う。「モンゴルオルレ」は済州オルレの海外進出プロジェクト、「姉妹の道」事業の一環だ。

モンゴルオルレには「済州オルレ」の標示であるカンセ(済州オルレを象徴する小馬模様の造形物)や済州オルレの矢印、リボンなどがそのまま設置された。

1コースはウランバートルのHenhor町からボグド・ハーン(Bogdkhan)山まで雄大な草原を歩く計14kmのコースだ。計11kmの2コースでは国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界自然遺産に選定された「テレルジ国立公園(Gorkhi Terelj National Park)」のチンギス(Chinggis)山や雄大な草原、モンゴル東北部のトール川(Tuul River)辺など、モンゴルの自然を満喫できる。

BATSUKH・Davgajamtsウランバートル市観光庁長はモンゴルオルレのオープン記念式で、「モンゴルオルレを通じ、生態観光地としてモンゴルの価値が高まると信じる」とし、「大きいプレゼントをもらった。住民らとオルレをきれいに管理するのがプレゼントに報いる方法だと思う」と述べた。

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「モンゴルオルレ1コース」のスタート地点に設置されているカンセ(済州オルレを象徴する小馬模様の造形物で、小馬の頭が歩く方向を示す)



モンゴルオルレに先立ち、日本の九州にも2012年、「九州オルレ」が設けられた。九州オルレは佐賀県の武雄コースをはじめ、毎年2~4個のコースが開発され、現在九州全地域に19コースが設けられている。九州オルレは昨年まで22万人が訪問するなど、九州地域の代表的なトレッキングコースになった。

ソ·ミョンスック済州オルレ理事長は、「2019年までモンゴルオルレを現在2コースから4コースに拡大する予定」とし、「モンゴルと日本の他にも世界各地にオルレを設けるつもりだ」と述べた。

済州島、モンゴル、九州オルレについて詳しい情報は済州オルレのホームページ(www.jejuolle.org)で確認できる。

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2月19日、日本の九州、福岡県で九州オルレの19番コースとしてオープンした「みやま・清水山コース」を歩いている観光客


kimya124@korea.kr