国立生物資源館が実施した投票で韓国人の一番好きな哺乳類に選ばれたトラ=国立生物資源館
[キム・ヨンシン、イ・ギョンミ]
「ホドリ」と「チャオルミ」、そして「スホラン」
これらは1988年のソウルオリンピック、2017 FIFA U-20ワールドカップ、そして「2018平昌冬オリンピック」のマスコットで、全部トラだという共通点がある。
韓国人は韓半島の地形をトラに見立てるほど、トラへの愛情が深い。これは、環境部の国立生物資源館が実施した「私の一番好きな韓国生物101」投票の結果からも分かる。
環境部は23日、哺乳類の中で韓国人の一番好きな動物として、トラが1位となったと明らかにした。9月25日から25日間行われた同投票には、ホームページと生物館の訪れた1万3500人が参加した。回答者は哺乳類、鳥類、両生・爬虫類、魚類、昆虫、草本類など10分類からそれぞれ1つずつ選択した。
哺乳類でトラが1位となった理由について環境部は、韓国の昔話などを通じて親しみのある存在として感じれるからだとした。
韓国の建国神話である壇君神話に熊と一緒に登場するトラは「太陽と月になった兄妹」、「あずきがゆばあさんとトラ」など韓国の伝来童話でよく出てくる。また、遠い昔のことを表現する時に「トラがタバコを吸っていた頃」と言うほどだ。
トラをモデルにした2018平昌冬季オリンピックのマスコットであるスホランと李熙範組織委員長(右)、広報大使のキム・ヨナ(中)=コリアネットDB
国立民俗博物館は、トラは悪い気運を防いでくれる存在として認識され、災害除けのお守りにトラを描いたり、結婚式で花嫁が乗る輿の上にトラの皮を載せたりしたと説明した。
このような意味があるトラをマスコットに選定した「2018平昌冬季オリンピック・パラリンピック」組織委員会は、「スホラン」との名前は平昌オリンピックとオリンピック精神である世界平和を保護するとの意味を込めていると明らかにした
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