社会

2019.08.30

サイロ・スーパーグラフィック=仁川広域市

サイロ・スーパーグラフィック=仁川広域市



[キム・ヨンドク、イ・ギョンミ]



仁川(インチョン)港にある大型の野外壁画「サイロ・スーパーグラフィック」が、米国のインダストリアル・デザイナー協会(IDSA)が主催する2019年度IDEAで本賞を受賞した。IDEAは卓越したデザインを選定して授賞するもので、世界3大デザイン賞とも言われている。

仁川市は21日、仁川港に並ぶ16本のサイロ(穀物貯蔵倉庫)の外壁に描かれた大型の野外壁画が3月のドイツIFデザイン賞で本賞を受賞したことに続き、米国IDEAでも本賞を受賞したと発表した。全世界から出品された1千7百点のうち、上位5~7%に入り、本賞を受賞した。

同作品は去年1月、不格好なサイロにデザインを施し、市民にやさしい施設に変えようというプロジェクトにより制作されたもの。22人の壁画専門家が100日間、86万トンのペンキを使って完成したもので、高さ48メートルもある16本のサイロには、一人の少年が穀物と共に本の中に入って成長する過程が表現されている。

仁川市は今回の受賞が持つ意味について、「デザイン革新や利用者の利便性、社会的責任など多様な審査基準を満たし、完成度や優秀性が証明された」と説明した。

また、仁川港湾公社は、「仁川港の新たな変化を世界に発信する契機となった」とし、「これからも港内にある施設にデザインを施し、シナジー効果を生み出せるようにしたい」と発表した。

kyd1991@korea.kr