米バージニア州のアナンデールに設置された「平和の少女像」=27日、米ワシントン、聨合ニュース
[オ・ヒョヌ、イ・ギョンミ]
「ワシントン平和の少女像建立推進委員会」は27日、米バージニア州アナンデールで、旧日本軍による慰安婦被害者の苦しみと犠牲を悼む意味を持つ「平和の少女像」の除幕式を行った。米国に少女像が設置されるのは、今回が5回目。
除幕式には、慰安婦被害者の吉元玉(キル・ウォンオク)さんと少女像設置を推進してきた「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」の尹美香(ユン・ミヒャン)代表、バージニア州政府関係者らが出席した。
この少女像は、高さ123センチのもので、韓国で製作された。ワシントン内の設置を目標に、2016年に米国に到着したが、日本政府の反対により敷地探しが難航し、倉庫に保管されてきた。このような経緯を知った韓国人が設置場所を提供し、3年ぶりにようやく設置場所が決まった。
委員会は、少女像の隣のビル内に「記憶スペース」と言う名の空間を設け、少女像の歴史とその意味を広く知らせることで、慰安婦被害者だけでなく性暴力被害者の気持ちに寄り添う空間にしたいと発表した。
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