社会

2021.11.10

韓国政府は、感染対策と経済活動を同時に行う「新型コロナと共に生きる(ウィズコロナ)」に向け、新たな防疫体制「段階的な日常生活の回復」を行い、行動制限を大幅に緩和した。
日常生活の回復は6週間ごとに3段階に分けて実施。感染者の急増などの理由がなければ、11月1日から第1段階、12月13日から第2段階、来年1月24日から第3段階が始まる。第3段階では施設の運営・行事・私的な集まりへの制限がすべてなくなる。

[パク・ヘリ、キム・ウニョン]

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商店街の風景=4日、ソウル、キム・シュンジュ撮影


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飲食店の風景=10日、ソウル、パク・ヘリ撮影


午後10時までとしていた飲食店の店内営業の制限をやめ、ワクチン接種者を対象に午前0時まで認めた。ソウル首都圏では、私的な集まりがワクチン接種を条件に最大8人に制限されていたが、接種の有無に関係なく10人までに緩和された。他の地域は、12人まで。ソウルの商店街や飲食店には、活気が戻ったように見える。


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野球場の風景=5日、ソウル、聯合ニュース


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飲食が可能になった映画館=1日、ソウル、聯合ニュース


野外のスポーツ競技場や映画館では、特定エリア内で飲食が可能になった。ただ、入場する際、ワクチン接種完了証明書か、48時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書の提示が求められる。プロ野球の試合が行われたソウルの野球場には、多くの観戦者が訪れた。


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国立現代美術館の風景=1日、ソウル、聯合ニュース


美術館の観覧人数の制限も緩和された。観覧人数を1時間当たり、従来の30人から60人までにした。昨年10月に死去した李健熙(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長が収集した美術品の展示会は、観覧客でにぎわっていた。

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曹渓寺の風景=1日、ソウル、聯合ニュース


宗教施設にも活気が戻ってきた。ワクチン接種を条件に参加人数を150人に拡大した。

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結婚式の風景=7日、ソウル、聯合ニュース


集会やイベントも100人未満までであれば、可能となった。全員がワクチン接種者か、48時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書を提示した人であれば、500人未満まで可能。


hrhr@korea.kr