社会

2022.01.24

海外文化弘報院の調査によると、外国人10人のうち8人は、韓国に肯定的なイメージを抱いていることがわかった=Korea.net DB

海外文化弘報院の調査によると、外国人10人のうち8人は、韓国に肯定的なイメージを持っていることがわかった=Korea.net DB


[パク・ヘリ、イ・ギョンミ]

外国人10人のうち8人は、韓国に肯定的なイメージを持っていることが分かった。

文化体育観光部傘下の海外文化弘報院(KOCIS)は24日、「2021年度 韓国の国家イメージ」に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は、韓国・中国・日本・米国・フランスなど、24カ国の16歳以上・1万2500人を対象に実施した。

同調査で、韓国に対する全般的な国家イメージは「肯定的」と評価した人が80.5%で、前年(78.1%)より2.4%ポイント上昇した。回答者は、韓国の国家イメージを肯定的に評価する主な要因として、K-POPや映画、文学といった韓国の現代文化を挙げた。他に、製品・ブランド(13.2%)、経済水準(10.2%)、文化遺産(9.5%)、国民性(8.6%)なども挙げられた。

国別で見ると、ベトナム(95%)、トルコ(92.2%)、フィリピン(92%)、タイ(90.8%)などの7カ国では、10人のうち9人以上が韓国に対して肯定的なイメージを持っていると答えた。日本の場合、「肯定的」と回答した人は35%で、前年より7.4%ポイント上昇し、統計を取り始めて以来初めて「否定的」(26.6%)を上回った。

韓国の何に興味があるか尋ねる8つの質問には、「韓国の伝統文化を体験したい」(83.4%)と答えた人が最も多く、次いで「今後、韓国に行ってみたい」(81.1%)、「韓国人と友達になりたい」(76.2%)の順だった。

韓国の国家イメージを改善するために解決が必要な課題を聞く質問に対しては、「良質の文化コンテンツの生産」と答えた外国人が23.3%で最も多かった。前回の調査では「南北関係の改善」と答えた人の割合が最も高かったが、今回の調査結果ではその割合が低いことから、韓国が分断国家というイメージから脱して、文化コンテンツ強国として世界から注目を集めていることが分かった。

同院は今回の調査結果を受け、世界28カ国にある33カ所の韓国文化院で「コリアコンテンツ週間」など、様々なイベントを行い、韓国文化を紹介するなど、韓流の持続的な拡散に向けて取り組む方針である。

同調査結果の報告書は文化体育観光部ホームページ(www.mcst.go.kr)、海外文化弘報院(www.kocis.go.kr)ホームページで確認できる。(韓国語)

hrhr@korea.kr