社会

2022.06.02

韓国が所得の高い主要22カ国・地域のうち、人口10人当たりの癌死亡率が最も低いという研究結果が発表された=iclickart(上記の写真は著作権法によって保護されています。無断転載、転用、複製などの二次利用を固く禁じます。)

韓国が所得の高い主要22カ国・地域のうち、人口10万人当たりの癌死亡率が最も低いという研究結果が発表された=iclickart(上記の写真は著作権法によって保護されています。無断転載、転用、複製などの二次利用を固く禁じます。)


[イ・ジヘ、イ・ギョンミ]

韓国が所得の高い主要22カ国・地域のうち人口10万人当たりの癌(がん)死亡率が最も低いという研究結果が発表された。

米イェール大学とヴァッサー大学の研究チームは27日(現地時間)、「米国と高所得21カ国の癌関連支出と死亡率の比較」と言う研究論文を「米国医師教会ジャーナル」に掲載した。

研究チームは去年9月1日から今年3月31日まで、米国、英国、スイス、日本など、所得の高い22カ国・地域の医療費や癌の治療費、癌による死亡率を比較・分析した。

22カ国・地域において、癌死亡者の中央値は、人口10万人当たり91.4人だった。韓国は75.5人で、最も低い。次いで日本が81。5人、オーストラリアとスイスが83.3人、アイスランドが84人だった。米国は86.3人で、22カ国・地域のうち7位だった。

喫煙の可否を反映した10万人当たりの癌患者死亡率でも、韓国は50.1人で、最も少なかった。日本は55.8人、スイスは57.4人だった。デンマーク(85.7人)とオランダ(85.6人)がそれぞれ1位、2位だった。

韓国は1人当たりが支出する全体医療費も最も少なかった。韓国は2600ドル、スペインは2701ドル、イタリアは2911ドルだった。

22カ国・地域における1人当たり全体医療費の平均額は5386.3ドルだった。

韓国の1人当たりに癌治療に使われる医療費は250ドルで、22カ国・地域のうち8番目に少なかった。最も少ない国はスペインで、132ドルだった。最も多い国は584ドルの米国だった。

jihlee08@korea.kr