ミナミハンドウイルカ「ビボンイ」
[パク・ヘリ]
[写真=海洋水産部]
海洋水産部は3日、韓国の水族館で育てられたミナミハンドウイルカ「ビボンイ」を海に放流することを決めた。
ミナミハンドウイルカは、韓国で2012年、海洋保護生物に指定された。120頭ほどの群れが韓国南部、済州島の沖合で生息している。韓国ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の影響で注目を集めている。
韓国の水族館では8頭を飼育していたが、7頭を放流。残りの1頭が「ビボンイ」であり、済州島の水族館にいる。2005年に捕獲され、テーマパークのショーに出演していた。
同部は、済州島の沖合で「ビボンイ」が野生に適応できるよう、訓練を実施する。適応訓練をデータ化し、一般公開する予定。また1年間、位置情報システム(GPS)をつけ、位置や行動範囲を把握する。ドローン(小型無人機)を活用し、健康・適応状況を確認する。
同部の趙承煥(チョ・スンファン)長官は「ビボンイが安全に海へ戻れるよう、関連機関と連携する」とコメントした。
ミナミハンドウイルカ