[ユン・ソジョン]

経済メディアとして世界的に定評のある英フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）は２２日（現地時間）、韓国ドラマとK-POP、ビューティー、ファッションなど「Ｋ－スタイル」に世界の注目が集まっていると報じた。

ＦＴは「K-style – the rise and rise of Korean pop culture（訳：上り坂の韓国の大衆文化）」と題した記事を掲載し、２０１２年のＰＳＹ（サイ）の「江南スタイル」が世界的に大ヒットして以来、K-POPアイドルがホワイトハウスでアジアを代表し、ヘイトクライムの問題について議論し、ディオールやルイヴィトンといったブランドの広報大使として活躍するなど、韓国文化の影響力が拡大していると報じた。

続けて「韓国ドラマやK-POP歌手が披露する音楽やビューティーに比べ、ファッションはこれまで相対的に影響力が大きくなかったが、ソウルは活気あふれるファッション都市になっている」と報じた。英ファッションブランド「ブラウン」社のバイヤーHolly Tenser氏のコメントとして「ストリートファッションは、他の都市では見つからない新鮮なインスピレーションを与える」と紹介した。

また、今年９月２４日、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で開催予定の展示「Hallyu！ The Korean Wave（韓流！コリアン・ウエーブ」に言及し、「韓国の急速な産業化や１９６０年代の経済発展、K-ドラマ、K-ビューティー、ファッションなど、韓国の大衆文化全般に注目する初の展示会になる」と紹介した。

その上で、「Make Break Remix：The Rise of K Style」の著者で、英国で活動している韓国出身のFiona Bae氏のコメントを引用し、K―スタイルについて「昔のものと新しいもの、西洋と東洋、 上品なものと大衆的なものを複合的に混ぜ、対照するもの」とし、「韓国の若者が堂々と、自信あふれる態度で、人気あるものを選んで合わせ、自分のものにする態度」と定義した。

また「これは、韓流の世界的な人気を生み出した秘訣のようなもの」とし、「自国を、貧しい国から脱してリードする国にしようとする政府の努力、韓国文化が世界的に人気を得るよう後押ししたストリーミングサービスやＳＮＳの発展のおかげで、韓流は米大衆文化の覇権に挑戦する、珍しいソフトパワーの形態となった」と説明した。

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