聖アンデレ金大建の肖像画=聯合ニュース
[イ・ジヘ]
韓国人初のカトリック司祭である聖アンデレ金大建(キム・デゴン、1821~1846)神父の彫刻像が、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂の外壁に設置される。
17日、韓国カトリック司教協議会によると、バチカン聖職者省長官を務める兪興植(ユ・フンシク)枢機卿が金神父の生誕200年を記念するため、フランシスコ法王に聖像を奉献するとの意志を伝え、法王の承認を得たという。
聖像の制作費用は韓国内のカトリック教区が支援することになっている。
兪氏は、すでに聖像の制作の準備を始めた。
金神父の聖像は、サン・ピエトロ大聖堂のクーポラ(ドーム)へ向かう道にある壁のくぼんだ部分に設置される予定。
韓国の伝統衣装を着用した姿の聖像は、曲線の美しさが協調され、両手を大きく広げた姿は、すべてのものを受け入れる様子を表現している。イタリアのカッラーラ国立美術学院の彫塑科を卒業したハン・ジンソプ氏が制作を手掛ける。
同協議会は「イタリアのカッラーラ大理石を使用し、高さ3.77メートルの彫刻像を作る方針」とし、「完成や設置、奉献の時期はまだ決まってない」と明かした。
金神父は、韓国にカトリックを広く伝播することに献身し、殉教した。1984年、当時の法王ヨハネ・パウロ2世によって列聖された。韓国カトリック聖職者の守護聖人であり、2021年にユネスコ世界記念人物に選ばれた。
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