社会

2023.12.05

外国人客向けのタクシー配車アプリ「タバ」を利用している様子=5日、ソウル、コ・ウンハ撮影

外国人客向けのタクシー配車アプリ「タバ」を利用している様子=5日、ソウル、コ・ウンハ撮影


[コ・ウンハ]

ソウル市は4日、訪韓外国人観光客向けのタクシー配車アプリケーション「タバ(TABA)」が1日から正式にリリースされたと発表した。

ソウル市は、外国人観光客が韓国でタクシー配車サービスを利用する際に感じる不便さを解消するため、国内のスタートアップ企業と協力し、アプリを開発した。従来のタクシー配車アプリは、韓国の通信会社を通じての認証手続きが必要だったり、韓国で発行したクレジットカードが主に使われたりなど、外国人の利用は難しかった。

「タバ」は、外国人客が本国で使う電話番号で本人認証することができるうえに、海外発行のクレジットカードで決済することが可能。また、SNSのアカウント情報を活用するソーシャルログインとメール認証機能が年内に追加される予定だ。

アプリで外国人観光客が目的地を入力すると、リアルタイムの道路交通情報を反映した距離と料金が表示される。必要に応じておすすめルートや最短ルート、通行料金がかからないルートなどを選択できる。タクシーの種類も中型、大型、高級タクシーの中から好きな車種を選ぶことができる。

このアプリには、ソウルの主な観光スポット200カ所を紹介する機能もある。外国人観光客がその観光スポットを入力しなくても、アプリの下の部分にある「今ここへ移動」ボタンを押すと、目的地に自動設定される。

現在、英語・中国語(簡体字、繁体字)、日本語、タイ語での対応が可能。来年の上半期にもベトナム語、インドネシア語、ロシア語などが追加される予定だ。

アプリは、グーグルプレイ、アップストアからダウンロードできる。

shinn11@korea.kr