バス停の近くに張られた、ソウル市公共交通機関乗り放題の定期券「気候同行カード」のポスター=22日、ソウル、聯合ニュース
[シャルル・オドゥアン]
今後、公共交通費を削減できる方法が増える。
国土交通部とソウル市、京畿(キョンギ)道、仁川(インチョン)市は22日、ソウル・中区にある韓国プレスセンターで合同記者説明会を開催した。公共交通機関の料金を支援するという4つの事業について発表した。
まず、27日から使える「気候同行カード」がある。6万ウォン台で、ソウル市内の公共交通機関を乗り放題で利用できる。このカードは、生活圏がソウル市内である市民たちに適している。 利用できる範囲が、ソウル市内の公共交通機関のみ限定されているためだ。ソウル市によると、23日に販売が開始されてから、2日間で10万枚以上売れた。
次に、国土交通部が5月に発売予定の「Kーパス」がある。市内バスと電車を、月に15回以上利用する場合、一定比率(一般層20%、青年層30%、低所得層53%)が、翌月に払い戻しされる。ただし、払い戻し限度額は、利用回数60回まで。
K-パスを使えば、ソウル市内の公共交通機関のみならず、広域バス、新盆唐(プンダン)線、首都圏広域急行鉄道(GTX)も利用できる。ソウルから京畿や仁川(インチョン)まで通勤する市民たちにメリットがある。
K-パスの運営システムを基盤にした「ザ・京畿パス」や「仁川Iーパス」もある。京畿道や仁川に住む市民たちは、月に60回以上公共交通機関を利用する場合、ポイントでの還元や払い戻しが可能。青年(満19~39歳)や仁川に住む高齢者(65歳以上)には、払い戻し額を拡大する計画だ。
利用者がそれぞれの交通利用状況に合わせてカードを使うことで、交通費の節約につながるだろう。
caudouin@korea.kr