COEXで開かれた「大韓民国ESGエコ大展」を訪れた観覧客の様子=ソウル・江南区、聯合ニュース
[イ・ダソム]
韓国の国民のうち、3人に1人はMZ世代(1980~2005年生まれ)で、半分以上は首都圏で暮らしていることが分かった。
また、自分の幸せを優先として考えながらも、社会的価値を消費するという消費トレンドを見せていると分析された。
統計庁は、MZ世代の「世代別社会安全および環境意識」を「KOSTAT統計プラス2024年春号」を通じて25日に発表した。
韓国のMZ世代は、2020年を基準として1629万9000人。全体人口の32.5%だった。続いてX世代(1964~1979年生まれ)が26.1%(1307万1000人)、シニア世代(1954年以前生まれ)が15.2%(764万5000人)、ベビーブーム世代(1955~1963年生まれ)が14.0%(702万200人)の順だった。
そのうち、首都圏に住むM世代(1980~1994年生まれ)は54.9%、Z世代(1995~2005年生まれ)は50.2%だった。MZ世代の半分以上が首都圏に住んでいることが分かった。
MZ世代の消費トレンドとして、3つの特徴が示された。自身の幸せを重視した消費をする「ヨロ(YOLO)」、価値を消費する「ミニングアウト(Meaning Out)」、消費を通じて自分の存在を誇示する「フレックス(Flex)」。
特に、流行に敏感なMZ世代は、SNSを積極的に活用する。自分たちの消費文化を共有し、他人とのコミュニケーションを楽しむ。
一方、「KOSTAT統計プラス2024年春号」では、MZ世代が考える「世代別に見る社会安全の不安要因」として「犯罪」と「新型ウイルスの発生」を選んだ人の割合が高かった。また、X世代、ベビーブーム世代、シニア世代においても「新型ウイルスの発生」が最も多く選ばれた
「世代別に見る環境問題に関する不安感」では、MZ世代と既成世代のいずれも「PM2.5」、「気候変動」、「有害化学物質」、「水道水」の順で似たような様相を見せた。
しかし、「世代別に見る環境汚染防止に向けた努力」に関する調査では、MZ世代が既成世代よりエコに関する認識が低いことが分かった 。「生ゴミを減らす」、「使い捨て用品を使わない」、「合成洗剤の使用を減らす」という項目に肯定的な回答をしたのは、既成世代よりもMZ世代の割合の方が低かった。
これに対して統計庁は、「環境汚染防止に向けた努力では、家事への参加などの影響により、Z世代とM世代が他の世代に比べて関心が低いことが分かった」と説明した。
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