社会

2024.04.12

ソウル・中区の明洞=10日、ソウル、聯合ニュース

ソウル・中区の明洞=10日、ソウル、聯合ニュース


[イ・ギョンミ]

20年後の2044年には、韓国に住む100人に7人は外国人になるという予測が発表された。


統計庁は11日、2022年を基準とした将来推計人口に関する資料を発表した。

この資料は、年金や福祉、外国人、多文化教育・家族といった政策対象別の人口推計の現況を提供するためのもの。人口の推計は不確実性を持っているために、出生と死亡、国際移動を組み合わせた3つのシナリオ(中位・高位・低位)となっている。高位は、高い出生率と平均寿命、国際純移動(入国者数から出国者数を引いた数値)を組み合わせたシナリオである。

資料の内容を見てみると、中位シナリオでは韓国の総人口は、2022年の5167万人から2042年には4963万人に減少すると見通した。韓国人の割合は、97.8%(5002万人)から94.3%(4677万人)になる。

一方、外国人は165万人から285万人へと増加する見通しだ。総人口に占める割合は3.2%から5.7%になり、2022年に比べて1.8倍高くなる見通しだ。特に、高位では、外国人は361万人、割合は6.9%になると予想される。

15~64歳の生産年齢人口を見てみると、変化が目立つ。中位では、韓国人の生産年齢人口は、2022年の3527万人から2042年には2573万人に減少すると予想された。一方、外国人は147万人から236万人になるという。

移住背景人口の場合、2022年の220万人から、20年後には404万人に増加するものと予想された。総人口のうち、移住背景人口が占める割合は4.3%から8.1%に増える。移住背景人口とは、本人または両親のうち少なくとも1人が外国籍である人、または帰化した人、移民者2世、外国人のこと。

移住背景人口の中でも、帰化した人は2022年の22万人から2042年には52万人へ、移民者2世は33万人から67万人へと、それぞれ2倍以上増える見通しだ。

km137426@korea.kr