社会

2024.05.17

ソウル市は7月1日から外国人観光客や短期の訪問客も使えるように「気候同行カード観光券」を発売する=ソウル市

ソウル市は7月1日から外国人観光客や短期の訪問客も使えるように「気候同行カード観光券」を発売する=ソウル市


[ホン・アンジ]

ソウルを訪れた外国人など短期の訪問客でも、ソウルの公共交通を乗り放題で利用できるようになる。

ソウル市は16日、観光地としてのソウルの競争力を高めるために、7月1日から「気候同行カード観光券」を発売すると発表した。これは、ソウルの公共交通を乗り放題で利用できる国内初の1~5日券である。

ソウル市は1日券5000ウォン、2日券8000ウォン、3日券1万ウォン、5日券1万5000ウォンなどの短期券を用意した。ソウル市内の地下鉄や市内・マウルバスなどを乗り放題で利用できる。

ソウルを訪問した外国人は、ソウル観光プラザ観光情報センター(チョンロ区・チョンゲチョン路)と明洞(ミョンドン)観光情報センター、地下鉄1~8号線の顧客安全センター、地下鉄の近くにあるコンビニでカードを購入できる。カードを購入したら、地下鉄駅でそれぞれの日程に合わせてチャージを行う。

カードの値段は3000ウォンだが、現金でしか購入できない。韓国人はカードを購入した後、チャージして使うか、モバイルTマネーアプリでモバイルカードを発給する。

気候同行カードは、30日券の場合、チャージした日から5日以内に使用開始日を決めることができる。しかし、短期券の場合はチャージした直後から使用できる。

短期券もソウル市立科学館やソウル大公園などの入場料が50%割引になるなど、従来の気候同行カードと同様のメリットが適用される。

外国人観光客でも使い方が簡単にわかるように、広報も外国語で行い、ホームページも英語バージョンを公開する予定だ。

ソウル市のユン・ジョンジャン都市交通室長は「気候同行カードを活用することで、ソウルが魅力あふれる都市として世界でも認められるように最善を尽くす」と話した。