恐竜骨格の化石分布地=大勒島、国家遺産庁
[イ・ジヘ]
国家遺産庁は、来年から恐竜骨格の化石を発掘し、研究を進める。初の対象地域として、全羅南(チョルラナム)道・麗水(ヨス)市・栗村(ユルチョン)面の松島(ソンド)と大勒(テルク)島、小勒(ソルク)島が選定された。
対象となった地域は、2007年に多数の恐竜骨格の化石が確認され、精密調査や発掘の必要性があると主張されてきた。
今年7月から国家遺産庁は、海に沿って露出された地層表面4カ所から60点の恐竜骨格の化石を発見した。
これまで韓国内で、恐竜の足跡や卵の化石が発見され、研究されたことは多かった。しかし、今回、大勒島の一帯に恐竜の骨格の化石が多数発見されたのだ。
国家遺産庁は2025年から「国内固有化石種発掘および観光資源化モデルの開発事業」を通じて、化石の保存・管理基盤を拡大する。また、専門的な処理や研究を行うことで、韓国固有の恐竜化石について積極的に研究する。さらに、今後の発掘や研究成果を観光資源として活用するなど、地域活性化に向けた方案も設ける予定だ。
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