社会

2025.06.11

全羅南道は9日、外国人住民に安定した医療サービスを提供するための「全羅南道外国人安心病院」を指定・運営すると発表した=全羅南道

全羅南道は9日、外国人住民に安定した医療サービスを提供するための「全羅南道外国人安心病院」を指定・運営すると発表した=全羅南道


[イ・ダソム]

全羅南道は9日、増加しつつある外国人住民のために「全羅南道外国人安心病院」を指定・運営すると発表した。

昨年、外国人住民の増加率が最も高かった地域は、18.5%を記録した全羅南(チョルラナム)道だった。全羅南道は、医療に対する外国人住民のニーズも急増するものと判断し、外国人安心病院の指定に乗り出した。外国人住民に安定的な医療サービスを提供するためである。

全羅南道は、全羅南道医師会と共に、6月から外国人安心病院を指定する。指定病院は、健康保険に加入していない外国人を対象に、診療費の約30%を減免する。外国人の医療費負担が緩和する見通しだ。

外国人統合支援コールセンターと連携し、6カ国語の医療通訳サービスも提供する。韓国語、ベトナム語、中国語、カンボジア語、ネパール語、インドネシア語だ。7月にはタイ語、ウズベキスタン語、スリランカ語、フィリピン語を追加される予定だ。

全羅南道は、安心病院の指定を希望する病院に指定書を発行する。外国人患者の通訳・翻訳支援など、事業運営全般を担当する計画だ。

dlektha0319@korea.kr