写真は、病院が密集しているビルの看板=ソウル、聯合ニュース
[チョン・ミソン]
昨年、ソウルを訪れた外国人医療観光客が史上最大の約100万人を記録した。外国人観光客が支出した医療費は、1兆2000億ウォンを超えた。
ソウル市は4日、保健福祉部が「2024外国人患者誘致現況」を分析した資料を発表した。
昨年訪韓した外国人の患者は約117万人で、99万9642人がソウルにある医療機関を利用した。前年比2倍強、コロナ禍になる2019年より3倍強に増えたのだ。
外国人患者が海外のクレジットカードで決済した金額は、計1兆2000億ウォンと集計された。皮膚科(約66万人)、整形外科(約13万人)、内科(約8万人)の順で多かった。
漢方病院に訪れる患者も増えた。昨年、漢方医院を訪れた外国人は約2万3000人で、2020年対比12倍増を記録した。
患者の出身国は日本(42%)、中国(19%)、米国・台湾の順だった。江南(カンナム)区と瑞草(ソチョ)区に患者が集中した。
ソウル市は医療観光客が急増した背景として、外国人診療機関の拡大、通訳コーディネーターの配置、迅速な行政支援などを挙げた。
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