写真は白頭大幹世界種子貯蔵庫の全景=韓国樹木園庭園管理院
[イ・ダソム]
韓国樹木園庭園管理院は22日、国際植物保全連盟(BGCI)と今後3年間にわたって推進する国際協力プロジェクト「国際植物種子重複保全事業(GSC Grants Program)」の第1次参加機関として、20機関を選定したと発表した。
今回の事業の柱は、気候危機に直面する世界中の植物種子を、「白頭大幹世界種子貯蔵庫」に分散保管し長期的に保存することだ。事業は、イージス資産運用からの寄付金によって運営され、今年初めて実施される。
植物多様性の保全や世界自然保全連盟(IUCN)のレッドリストを踏まえ、種子の収集計画や事業運営の体系性などを基準に、最終的に20機関が選定された。5月から実施された公募には52機関が応募した。
事業にはアフリカ6ヵ国、南米と欧州が各5ヵ国、アジアと北米が各1ヵ国、計18ヵ国の機関が参加する。
第1次事業は、プログラムの計画に基づき、来年12月までに白頭大幹世界種子貯蔵庫へ種子を収め、完了する予定だ。