スポーツ

2017.02.27

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アジア人の冬季スポーツイベントが幕を下ろした。

「平昌冬季オリンピック」に先立ち開催された「2017札幌冬季アジア大会」で、韓国は金メダル16個を獲得し目標だった総合2位を達成した。

平昌冬季オリンピックまで1年を切って開催された今回の大会で、韓国の李承勲は負傷していたにもかかわらず、四冠王に輝いた。また、「ポスト金妍兒(キム・ヨナ)」の誕生や、脆弱だと指摘されてきた雪上種目でも希望の光が見えた。 李承勲(イ・スンフン)は、男子5000メートル、1万メートル、団体追い越し、マススタートで表彰台の頂上に立ち、韓国の冬季アジア大会で史上初の四冠王という記録を残した。

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「2017札幌冬季アジア大会」でスピードスケート男子5000メートル、1万メートル、団体追い越し、マススタートで優勝し、四冠王に輝いた李承勲



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「2017札幌冬季アジア大会」で韓国フィギュア史上初の冬季アジア大会の金メダリストとなった崔多彬(チェ・ダビン)



平昌冬季オリンピクの舞台となる江原道(カンウォンド)江陵(カンヌン)アイスアリーナで開催された「2017国際スケート連盟フィギュアスケート・四大陸選手権大会(ISU Four Continents Championships 2017)」で5位となった崔多彬。(四大陸選手権大会が終わってから)すぐ札幌へ向かった崔多彬は、連続した大会の疲労感を感じさせず、堂々と表彰台の頂上に立った。崔多彬の金メダルは、彼女の憧れである金妍兒(キム・ヨナ)も手に入れられなかったものであるためより意味深いものとなった(金妍兒は冬季アジア競技大会に参加したことがない) 。

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アルペンスキー(男子)回転に参加した韓国の鄭東鉉(チョン・ドンヒョン)が、今月25日にサッポロテイネ会場で韓国初のスキー回転の金メダルを確定した後、歓声を上げている。。



今回の札幌冬季アジア大会で韓国チームは、2014ソチ・オリンピックと2011アジア冬季競技大会では劣勢だった雪上種目でも期待以上の成績が出て「平昌」への希望の灯台の役割を果たした。

スノーボード男子大回転で表彰台の頂上に上り、今大会の韓国勢初の金メダルを首にかけた喜びとともに、続く回転でも優勝し二冠王になった李相昊(イ・サンホ)

韓国に帰化して胸に太極マークを付けた金マグノス(キム・マグノス)は、クロスカントリー男子1.4キロ・スプリントクラシックで観衆をはらはらさせながらも逆転劇を見せ、母の母国(である韓国)に冬季アジア大会クロスカントリー初の金メダルをもたらした。雪上種目の一つであるアルペンスキーの善戦も続いた。鄭東鉉は、アルペンスキー男子回転で、彼の目標だった金メダルを首にかけて(韓国の国歌の)愛国歌を聴いた。

韓国が冬季アジア大会で頂上の座を守ってきたショートトラックは、今回の大会でも期待を裏切らなかった。8個の金メダルのうちの5個を獲得した。また、シム・ソクヒとチェ・ミンジョンはそれぞれ1000メートルと1500メートル、そしてリレーでもゴールラインを一番先に通過して2個の金メダルを首にかけて明るく笑った。

キム・サンハン韓国選手団長は「最高の力を出し切り、約束した目標以上の結果で大会を終えられて嬉しい」とし、「明日からすぐに平昌冬季オリンピックの準備をしなければならないし、韓国選手達のためのまた別の活躍の舞台となるだろう。今回の大会でわかった問題点を綿密に分析し中・長期的戦略を立てれば、平昌で今回以上の成果と感動を得られるだろう」と自信を見せた。

ソン・ジエ、キム・ウニョン コリアネット記者
写真 聯合ニュース
jae5853@korea.kr
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「2017札幌冬季アジア大会」に参加した世界各国の選手達は、26日に日本の札幌真駒内室内リンクで開かれた閉幕式を最後に8日間の熱戦を終えた。