韓国文化院


 
 
韓国語のみならず様々な言語に訳され、多くの人に読まれている詩人、尹東柱(ユン・ドンジュ1917-1945)は、1942年4月から東京の立教大学で約半年間学びました。尹東柱は、日本の植民地政策による弾圧の嵐の中で、民族への思いと平和への願いを込めた詩の数々を当時禁じられていたハングルで毅然と書き続けました。その後編入した同志社大学在学中の1943年7月、治安維持法違反の疑いで逮捕、懲役2年の刑で福岡刑務所に収監されましたが、祖国が解放される半年前の1945年2月16日未明、27歳という若さで獄死しました。あれから71年の歳月が流れましたが、今もその清冽な詩と生涯が多くの人の心をとらえ続けています。今年は、講師にシム・ウォンソプ先生(獨協大学現代教養学部特任教授)をお招きし、尹東柱に関するお話を聞きながら、詩人を偲ぶひと時を多くの皆様とともに過ごしたいと願っています。皆様のご参加をお待ちしております。

申し込み不要。(資料代 大人1000円、子供500円)